地域の話題

放課後の子供を地域で見守り 笹賀の町会が居場所作り

 松本市の笹賀二美町2丁目町会は、子供たちが集まれる場所として、小中学校の放課後に二美町2丁目公民館を開放している。地域住民がボランティアで見守り、子供たちは広間で遊んだり和室で宿題をしたりと思い思いに過ごしている。放課後に1人でいることがある子供たちを、地域で見守る仕組みづくりを進めている。

 「子どものびのび場づくり事業『子ども交流ひろば』」と題して5月初旬から、小中学校の職員会議で授業が早く終わる毎週水曜日に開いている。夏季は午後6時まで開き、二子小学校の児童と菅野中学校の生徒が毎回15~20人ほど訪れている。「ひろば」に来た子供たちは名簿に名前を書き、大まかな活動内容も記録する。
 このほど開かれた第6回の「ひろば」には、児童約15人が集まった。大きな声で「こんにちは」とあいさつをする子供たちを、ボランティアの村岡康三さん(76)と町会公民館長の山田さつきさん(48)が「おかえり」と出迎えた。新しいおもちゃも届き、子供たちは早速夢中で遊んでいた。
 公民館にはダーツやボールなどおもちゃがそろい、子供たちは歓声を上げながら鬼ごっこや卓球を楽しんだ。和室では高学年の児童が黙々と宿題に取り組んでいた。外山謙正君(9)=二子小4年=は「ここに来て新しい友達ができた」と喜び、園田大地君(9)=同=は「学年が違う子とも遊べる」と笑顔だった。
 同町会には、高齢者が多い戸建ての住宅地と県営二子団地がある。公民館は県営団地の道を挟んだ向かい側で、山田館長が「周辺の子供たちと地域住民が交流する場をつくりたい」と学校や保護者にも働きかけて実現した。今後は食事会や地域住民を講師に招いた工作教室なども企画したい考えだ。山田さんは「公民館が来やすい場所になり、地区行事などもにぎわってくれれば」と願っていた。