政治・経済

松本の市立病院病床数削減も

 松本市は19日、市立病院(波田)の許可病床数を現在の「215」から「200未満」も視野に減らす方向で見直しの具体的な検討に入ったことを明らかにした。昨年度末に策定した新病院の「建設基本計画」に盛り込んだ病床数「210床以内」の実現を前倒しして検討し、規模を縮小していく方針だ。移転改築予定の平成34年秋を前に、現病院から実現させる可能性がある。

 市役所で同日開かれた市議会市立病院建設特別委員会で、議員からの質問に対し病院局の奥原広幸事務長が答えた。
 先月に高木洋行院長を筆頭に斉川久誉局長や医師、看護師、事務職員ら約20人でつくる院内プロジェクトチームをつくり検討を始めた。病床数を変更する場合には、「市病院事業の設置等に関する条例」の改正や医療法に基づく各種手続きが必要になるため、「スケジュール感も踏まえ検討している」という。
 国の診療報酬制度では、許可病床が200床以上で緊急時の対応や入院体制を整える条件を満たす「在宅療養後方支援病院」、200床未満は外来が中心でかかりつけ医の役割も担う「在宅療養支援病院」と位置づけ、200床を境に診療報酬も異なってくる。近隣では、大町市が、慢性的な医師不足で厳しい経営状況が続く市立大町総合病院の病床数を「284」から「199」へ削減する方針を示している。