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森倶楽部21が全国表彰 安曇野 間伐や草原環境維持

 安曇野市東部の長峰山(933メートル)を拠点に、森林整備に励むNPO法人森倶楽部21(永田千恵子理事長)が、一般社団法人全国森林レクリエーション協会(三浦雄一郎会長)が主催する「第30回森林レクリーション地域美しの森づくり活動コンクール」で、協会長賞に選ばれた。倶楽部は同山で平成12年から間伐や草刈りで里山や遊歩道を維持し、生き物が生息しやすい環境も保全しており、長年の地道な活動が評価された。

 全国の7団体が受けた協会長賞は、最高賞の農林水産大臣賞(1団体)、林野庁長官賞(2団体)に次ぐ賞で、奨励賞を含め中信地区では唯一の受賞となった。6月1日に東京都内で表彰式があり、永田理事長が表彰状を受け取った。
 森倶楽部21は、安曇野市や松本市、上伊那郡辰野町などの会員40人が所属し、月5回の野外活動と、定例会議を行っている。長峰山では、天平の森から山頂までの約20ヘクタールで活動中だ。「人と自然の絆の再生」が合言葉で、やぶが生い茂り、暗かった森に手を入れてきた。長峰山で主催する植物や野鳥、チョウの観察会は好評で、多くの市民が自然に親しむ機会を提供している。間伐や草原環境の維持により、チョウが自由に飛び回れる空間も維持しており、倶楽部によると、15年には16種だったが29年には84種と5倍に増えた。
 永田理事長は「荒れた森がよみがえり、多くの人がレクリエーションの場として活用している。20年近くやってきたことが評価されてうれしい。森の維持には継続的な活動が重要で、関わる人を増やしていきたい」と意欲を見せている。