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甲子園の熱球譜 松本で90年ぶり再現

 松本市野球場で7月7日に開幕する第100回全国高校野球選手権記念長野大会の記念行事の招待試合・松商-龍谷大平安戦が16日、市野球場で開かれた。昭和3(1928)年に県勢として唯一、夏の選手権大会で優勝した松本商(現松商)と、決勝で戦った平安中(現龍谷大平安、京都)の試合を90年ぶりに再現した。スタンドには約1500人の高校野球ファンらが詰めかけ、熱戦に歓声を送った。試合は松商が2-6で敗れた。

 松商は主戦直江大輔(3年)が先発した。5回までに3点を先行された松商は7回に2点を返して反撃するものの、9回に3点を奪われた。松商の足立修監督は「100回大会の招待試合ができ、必ず甲子園に行きたいという気持ちになった」と語り、大和久竣矢主将(同)は「先輩方の築いてくれた伝統の重みを感じながら試合ができた。絶対に甲子園に行きたい」とかみしめていた。
 試合前には昭和3年の松本商の優勝投手で、プロ野球初の三冠王に輝いた中島治康さん(1909~87)のひ孫の中島海斗君(9)=東京都=が始球式を務め、試合を盛り上げた。観戦した松商OBの下村幸雄さん(88)=松本市南浅間=は、現役時代に中島治康さんから指導を受けたという当時を懐かしみながら「高校野球が未来永劫続いてほしい」と願っていた。
 佐久長聖と龍谷大平安の試合も行われ、6-6の引き分けだった。