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筑摩小校舎の外壁落下 けが人なし

筑摩小校舎の外壁落下
先月中旬けが人なし
 松本市の筑摩小学校で先月、校舎外壁の一部が落下していたことが14日、分かった。けが人はなかった。落下したのは平成26年度の大規模改造工事で設置された外断熱材(発泡スチロール製)で、松本市内の業者が施工していた。市は昨年度までの10年間に、この業者が同一工法で施工した学校や市営住宅など市施設全15カ所(筑摩小含む)の点検を急いでいる。


 市議会建設環境委員協議会で報告された。市住宅課によると、先月18日午後9時40分ころ、3階建ての管理教室棟2階の、5年生の教室のベランダ側外壁が同じベランダ内に落下した。落下した外断熱材は幅8㍍、高さ70㌢、厚さ5㌢のドイツ製品(発泡スチロール製で重さ約60㌔)で、接着剤として用いたモルタルの塗布面積や既存外壁との圧着力の不足が落下の主な原因と考えられる。同課は圧着力の不足などについて「施工当初は分からなかった」としている。
 大きな落下音で教員が気づき、市教育委員会に連絡した。外断熱材の取り付け工事は3500平方㍍にわたっており、ほかにも落下の恐れがある部分にビスを打つなどの応急工事をして、安全管理のため進入禁止のバリケードを設置した。10年間の保証期間内であるため、業者の責任で補修し、市の財政支出はない。
 同じ業者が19~29年度に手掛けたほかの14施設も点検調査中で、複数に応急工事が必要になるとみられる。田中久登住宅課長は「早期に安全な施設とし、施工者および工事監理者に指導を徹底する」と述べ謝罪した。議員から「あってはいけない事案」「厳重に指導を」との意見が出された。