教育・子育て

波田中花壇でスイカ栽培

自分たちで耕した土にスイカの苗を植える生徒たち

 松本市の波田中学校3年4組36人は14日、校内の花壇にスイカの苗を植えた。スイカの産地で生まれ育つ自分たちが、給食で出されたスイカを残したことがあり、栽培について知らないことが多いと気付いたのがきっかけだ。地域の自慢のスイカについていろいろと語れるようになろうと、昨年は調査活動を行い、今年は地元のスイカ農家から指導を受けて栽培に挑戦することにした。

教室前など、敷地内にある三つの花壇を"畑"にした。クラスメートの野村香蓮さん(14)の父で農家の研治さん(56)から手ほどきを受け、事前に花壇の土を耕して石拾いや草取りをし、ビニールシートの雨よけも設けた"畑"に、苗20株を植えた。
 担任の新家肇教諭は赴任2年目で、昨年給食で出されたスイカを生徒たちが残す姿を見て残念に思った。波田産のスイカについて子供たちがどのくらい知っているか、さまざまな質問を投げかけたところ、「分からない」という反応が目立った。それを機に生徒たちの間で食べ物を大切にする気持ちや地元のスイカに対する関心が高まった。
 昨年は「波田のスイカは有名か」「なぜおいしいのか」を調べる活動を行った。今年は栽培をしたいという積極的な意見が挙がった。今後は観察や水やり、芽摘み、授粉作業を行い、8月末に収穫する。販売や加工をするかどうかも話し合う予定だ。
 波多腰達也君(15)は「自分でスイカを作れば、スイカへの思いが変わるかもしれない」、祢津汐里さん(14)は「波田のスイカの自慢話ができるくらい知りたい」と意欲を見せる。新家教諭は「地域に誇れるスイカを語れる子供たちになってほしい」と願っていた。