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あづみ野産業団地 拡張へ 特例活用 市が準備本格化

 新たな産業団地の確保を目指す安曇野市の宮澤宗弘市長は14日、長野道梓川スマートICに近接するあづみ野産業団地(豊科高家)の拡張を目指す考えを示した。成長分野の産業発展を支援する地域未来投資促進法に基づく「重点促進区域」として有効な候補地と位置づけた。同団地付近への進出を望む企業も複数あるといい、市は来月にも庁内プロジェクトチームを設置し、準備を本格化させる。

 あづみ野産業団地は広さ16・2ヘクタールで、製造業者など30社が進出し全32区画が埋まっている。周辺は優良農地で開発は厳しく規制されているが、地域未来投資促進法に基づく特例を活用すれば拡張できる余地がある。
 14日の市議会6月定例会一般質問で竹内秀太郎氏(清政会)の質問に答えた。宮澤市長はあづみ野産業団地を「交通の利便性に優れ、企業の生産活動を活発化するには(重点促進区域の)有効な候補地だ」とした。進出に関する引き合いも数社あるとし「できるなら促進したい」と述べた。
 市は、進出の要件となる「地域経済牽引事業計画」の策定が可能な企業について情報を集めている。計画を策定する企業が明確になった際には速やかに法的手続きに取り組めるよう、関係部局でプロジェクトチームを設置して農地法などに関する開発規制をクリアする工程表を検討する考えだ。
 ただ、優良農地を転用して産業団地とするにはさまざまなハードルが予想され、法的手続きは少なくとも2年以上かかる見通しだ。実現のめどは立っていないが、市商工労政課は「本年度中には進出を具現化できる企業を決めたい」としている。