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塩尻市立図書館 貸出数が最多に  昨年度 初の70万点超え

 塩尻市立図書館の平成29年度の利用状況がこのほどまとまり、本館と分館の書籍や映像ソフトの貸し出し点数を合計した総貸出数が70万点を初めて超えた。本館で約1万点増えたほか、八つの分館での利用も軒並み増加しており「本館・分館で特色ある企画ときめ細かなサービスを心がけた結果ではないか」と分析している。

 本館のみの貸出数は前年度比1万1199点増の52万5116点だった。分館では広丘分館の伸びが最も大きく、同7532点増の4万4416点だった。広丘分館は近くの広丘小学校との連携を強化しており、学校の授業で分館を利用することも多いことが、利用増の一因につながっているとみられる。その他の分館でも児童書の利用が多い。
 個人向け貸出数と人口比でみる市民一人当たりの貸し出し点数は9・97点で、県内の市立図書館では突出した数値という。調査や資料検索といったレファレンス業務の受付件数も同約1700件増の1万3132件と過去最多となり、市民に親しまれ、利用しやすい図書館として定着してきたことが伺える。
 来年度は広丘地区の北部交流センター内に広丘分館が移転・拡充することから、一層の利用増加が期待される。上條史生館長は「資料の充実はもちろんだが資料を活用するのは人の力にかかっている」と職員の資質向上の重要性を挙げ「生涯学習の拠点施設として住民ニーズを把握し『進化する図書館』を目指したい」と話していた。