政治・経済

日本の安全保障考える タイムス広告会講演会

 中信地方の有力企業でつくるタイムス広告会(井上保会長)は13日、松本市本庄1のホテルブエナビスタで特別講演会を開いた。軍事アナリストの小川和久さん(72)が「緊迫する国際情勢と日本の安全保障」と題して講演した。米朝首脳会談の実現などで激変する国際情勢の中、日本がとるべき安全保障のあり方について語り、約350人が聴講した。

 小川さんは昨年から急展開した米朝関係について、双方の挑発と反応を時系列に整理しながら米朝首脳会談に至る道筋をひもといた。米国のトランプ大統領は中間選挙に向けて安全保障上の成果、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は体制存続と、両者は国内事情から会談を成功させたい思いでは一致しており、「あうんの呼吸で会談が成立した」と述べた。
 主要議題となった朝鮮半島の非核化は一朝一夕には進まないとした上で、「共同声明にはきちんとしたものが出てきている。過去の合意と異なり、北朝鮮も後戻りできないところまできている」との見方を示した。
 日本の安全保障は現状、日米同盟のもとで世界最高水準の状態にあるとし、「自国が置かれた真の姿を正しく把握するのが安全保障の第一歩。勇ましい掛け声では国は守れず、日米同盟をとことん使いきることが現実的な選択肢の一つ」と話した。
 タイムス広告会は13日、同所で定期総会を開いた。会員約50人が出席し、本年度の事業計画を決めた。
 主な事業として、独身男女に出会いの場を提供するフレンドシップパーティーを7月と11月に開催するほか、講演会を来年2月と6月に行うとした。
 井上会長は「中信地区の多様な業種の企業が集まる場で、活動を通して学び合っていきたい」とあいさつした。