地域の話題

塩尻でコウリンタンポポ花盛り 在来種に影響 増殖懸念

 塩尻市のあぜ道や公園の草地で、コウリンタンポポの開花が最盛期を迎えている。紅輪の名が示す通り、紅花のようにオレンジ色の花が目を引く帰化植物で、近年各地に広がっている。美しさや愛らしさからあえて刈り取らない人も少なくないが、在来種の生態を脅かす外来種として増殖を懸念する声もある。

 ヨーロッパを原産とするキク科の多年草で、戦前に観賞用として持ち込まれたものが定着した。別名をエフデギクといい、開花時期は6~8月とされる。長く伸びた茎の先に咲く直径2センチほどの濃いオレンジ色の花と草地の緑とのコントラストが美しく、市内でも除草されず残されているケースが散見される。
 一方、繁殖力が強く植生への影響が懸念されるとして、北海道では外来種リスト「北海道ブルーリスト」に登録された経緯もある。塩尻市立自然博物館の野溝美憲館長は「できれば増えないよう抜き取ってほしい。コウリンタンポポに限らずなじみのない草花を目にしたら外来種を疑うなど身近な植生に関心を持って」と話している。

連載・特集

もっと見る