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女子野球選手の中澤光さん 俊足巧打で男子に交じり奮闘

 松本市の少年硬式野球チームの島立バンビーズに所属する女子選手・中澤光さん(12)=高綱中学校1年=が男子顔負けのプレーで奮闘している。俊足巧打の持ち味を生かし、最上級生としてチームを引っ張る。島立バンビーズなど4チームでつくる松本南リーグの選抜チームメンバーとして挑んだ今春の大会では、サイクル安打を達成して表彰されるなど主力選手として活躍した。9日には夏の選抜チームを決める大会が始まり、チームの勝利と選抜メンバー入りを目指して汗を流している。

 9日の試合で早速、実力の片りんを見せた。「1番・遊撃手」で出場した1試合目、1│0で迎えた最終回2死2、3塁で打席に立つと、右中間に2点適時2塁打を放って貴重な追加点を挙げた。チームは、裏の守りで相手の反撃を1点にしのぎ、中澤さんの勝負強い打撃が勝利に結びついた。
 兄の影響で保育園の年長から野球を始めた。高田和広監督が「小さい頃から将来が楽しみな選手だった」というように抜群の野球センスを持つ。さらに毎日続ける500回の素振りなど努力の成果でチームの主力に成長し、高田監督は「良いバッター。足も速くて走塁はピカイチ」と評価する。今春の選抜チームでも1番を任され、サイクル安打に加えて大会通算で2本塁打を放つなど長打力も見せつけた。
 8月の大会を最後にリトルは引退する。引退後は中学生の硬式野球チームで野球を続ける考えだが、残りわずかとなったリトル生活で、7年間の集大成を飾ろうと強い気持ちで試合に挑んでいる。中澤さんは「全国大会に出たい。悔いが残らないようにプレーしたい」と闘志を燃やす。