地域の話題

王滝・滝越のキャンプ場で地域おこし

 元王滝村地域おこし協力隊の倉橋孝四郎さん(34)=王滝村滝越=が本年度、合同会社「Rext(レクスト)滝越」を立ち上げ、指定管理者として滝越地区の村施設「食事処・水交園」と「森きちオートキャンプ場」の運営を始めた。滝越は村中心部から西に10㌔ほど離れた山間にある県内最西端の集落で、世帯数12(5月1日現在)の「隠れ里」とも言える場所だ。倉橋さんは施設運営を通して滝越ファンを増やしながら、村の活性化につなげたいと張り切っている。

 倉橋さんは静岡県出身。自動車関連会社に勤めていたが、平成23年の東日本大震災をきっかけに田舎暮らしに興味を持ち、26年に移住した。昨年は集落支援員として、村直営だった施設の管理に携わった。「お世話になったし、応援してくれる人もいた」と運営会社の設立を決意した。
 水交園は地元産野菜やイノシシ肉を使った料理、開田産の手打ちそばを提供する。ニジマス釣りができる釣り堀や炭火焼き設備もある。10月末まで営業し、7月中旬~8月末は毎日、それ以外の期間は土・日曜日に営業する(平日は要予約)。キャンプ場は20区画あり、予約制だ。
 倉橋さんの父・五男さん(68)も4月に滝越に移り住んだ。昨年、村に移住し、集落支援員を務める兄・石黒力也さん(36)とともに倉橋さんの後押しをしている。社名は「温故知新」の意味を込めた造語で、倉橋さんは「滝越に残る文化や伝統、生活の知恵を受け継ぎ、その上に新たな観光を打ち出したい」と話している。
 問い合わせ、予約は水交園(電話0264・48・2245)へ。