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工事現場のキャンバスにのびのび描く 木曽町福島小の児童が壁画

 木曽町福島小学校(井出寿一校長)の3年生が31日、同校と隣接する町温水プールとの境界に巨大壁画を描いた。同校への進入路の拡幅工事を進める建設業・加藤組(加藤晋悟社長)が「工事中の無機質な風景に彩りを」とキャンバスを設置、呼び掛けた。
 キャンバスはベニヤ板製で、高さ1・8メートル、幅約10メートルある。今年4月から、工事現場内にフェンスで囲んで設けた通学路を「安全に通行してくれている」児童への感謝も込めた。  1組の22人が「こんな動物の友達がほしい」と想像する架空の生き物を描いた。「王冠が好きな蛇」「ハンバーガーが好きなライオン」などが並んだ。  「うさぎの人魚」を完成させた徳武歩さん(9)は「大きな壁に描くのは楽しかった」と話していた。井出校長は「作品たちが絵の中で対話しているようだ」と目を細めていた。木曽を舞台に6月開かれる芸術祭に参加する作家も手伝った。  温水プールの入り口の前に立つ壁画は、6月の工事終了後も飾られる予定だ。加藤社長は「自由奔放な面白い作品ばかり。多くの町民にも鑑賞してほしい」と願っている。  降雨のため制作に参加できなかった2組の児童は後日描く。

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