連載・特集

2018.6.5 みすず野

 日本列島を横切る弾道ミサイルは発射する。その弾道ミサイルに搭載用の水爆実験はする。しゃにむに核ミサイルの完成に突き進んでいた北朝鮮が、ころっと方針転換し、1週間後には初の米朝首脳会談が開かれる◆今度は本当のようである。あなた(金正恩朝鮮労働党委員長)の中に、一体何が起きたのですか、と聞いてみたい気がするが、報道によると、会談はトランプ米大統領いわく、1回で終わらせるのではなく、時間をかけて北朝鮮に「非核化」を実現させる、ということだ。「開催ありき」「対価を求める北朝鮮ペースでは」の声も聞かれる◆仮にそうであれ、トップ同士が顔を合わせ、対談する意味は大きいと思う。北朝鮮の暴走は、天災は別として、ほかとは比べものにならない脅威であるからだ。「日米韓の結束がいまこそ求められる」と叫ばれたが、日本が「圧力、圧力」と言っているうちに、日本以外の国で対話が進み、予定もされる◆「日本は国際社会をリードし、圧力をかけてきた」と安倍晋三首相。むむむ!? 「モリカケ問題」の「火消し」に大わらわで、わが国のリードでこうなったとは、とてもとても。

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