連載・特集

2018.6.22 みすず野

 「6次産業って何?」と聞かれた。農林業、水産業が第1次産業、鉱工業、建設業などが第2次産業、それ以外の流通、販売、飲食、サービスなどが第3次産業、と社会科の授業で教わった記憶がある◆いつの間に6次が出てきた、という感じだが、農業経済学者の今村奈良臣さんが提唱した造語で、農業などの第1次産業が生産だけでなく、食品加工や流通・販売にも主体的に関わり、業務展開をすることを指す。経営の多角化を「6次産業化」と呼ぶ。それによって農家の所得が増し、農業の活性化を目論む◆松本市は本年度、6次産業化の支援事業を刷新し、補助要件を変更、補助限度額を倍の100万円に引き上げた。地場産品を用いた商品開発をもっと促そう、とのねらい。農家のみならず、農業団体、食品加工業者も対象になる。県内の6次産業化ビジネスは、全国トップクラスだそうで、動きは活発である◆農業者、商業者、観光業者、あるいは農業高校が連携し、新商品を開発、販売に力を入れ、イベントも開く。ブランド化すれば、地域全体が潤う。6次産業化を知り、連携によって地域の宝を作り出していきたい。