連載・特集

2018.6.19 みすず野

 震度5強を観測した松本地震があったのは、7年前の平成23年6月30日の朝だった。ドンと突き上げるような強い揺れは、松本市南部を中心に、家の屋根瓦が落ちたり、ブロック塀が倒れたりした◆この3カ月前、東日本大震災が起きていただけに、市民は身につまされ、防災意識は高まった。この地震で明らかになったのは、震源域から比較的遠くても、被害が多い場所があったこと。ひとえに軟弱地盤のせいで、それぞれの家や社屋が、どんな地盤に建てられているか、認識しておく必要性を感じさせた◆きのうは朝、大阪で震度6弱の地震が起きた。高槻市では小学校プールのブロック塀が、約40メートルにわたって道路側に倒れ、通学途中と見られる9歳女児が下敷きになって死亡した。ほかにも死者、多数のけが人が出ており、痛ましい。いわゆる直下型地震で、震源の周囲には活断層が多いという。直下型、活断層と聞けば、全くひとごとではない◆あらためて一人一人ができる事柄を確認し、ハード、ソフト両面で地震に強い街・むらづくりを進めたい。災害は地震だけではない。梅雨期は河川の氾濫、土砂崩落も要注意である。