連載・特集

2018.6.15 みすず野

 子どもたちが健康な体をつくるのに何より大事なことは、「食」にちがいない。栄養バランスのいい食事をきちんと取る。それを教えてゆく。いわゆる食育である。順天堂大学大学院教授で、医学博士の白澤卓二さんが述べている◆「食育の一番重要なところは、お母さんが子どもに教える。ナチュラルな食べ物のおいしさを、家庭の味として伝えていく」(『長寿県長野の秘密』しなのき書房)。「ナチュラルな」がポイントで、本来の味、自然な味を指すが、これが案外難しい◆池田町は今月を「食育月間」とし、「朝ごはんを食べよう」をテーマに、子どもたちに朝食を習慣づけさせる朝食レシピの紹介、読み聞かせ、朝食作り教室の開催などに取り組んでいる。将来成果をもたらすだろう。学校給食も重要だ。かつての給食はすべてパン食で、大人になってご飯よりパン、という人を多くつくった◆パンの中には砂糖、バターがたっぷり、さらに揚げたものもあって、それを毎日のように食べるのはどうか。子どものうちに、食べ物の好き嫌いを減らさせ、食への意識を持たせたい。信州の健康長寿のバトンをつなぐことになる。