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出会い応援団の丸山さん 松川で婚活同窓会

 出会いを求める男女を応援し、地域を盛り上げようと「出逢いのパーティー」の開催に取り組んできた松川村川西の丸山鈞さん(80)とタカ子さん(78)夫妻の自宅でこのほど、成婚したカップルら13人が集まり「同窓会」が開かれた。子供や親を連れて訪れるカップルもいて、近況を報告し合い、にぎやかに再会を喜んだ。(田中千絵)

 丸山さんが庭の一角に造ったピザ窯を使い、タラの芽やアスパラガス、リンゴ、ルバーブなど庭で採れた山菜や野菜を載せた15種類のピザを皆で作って焼き、味わった。持ち寄った手料理も囲んで話に花を咲かせた。丸山さんは「娘や息子、孫が遊びに来たようでうれしい」と目を細め、タカ子さんは「また元気な顔を見せてくれるのが何より」と笑顔を見せた。
 丸山さんは松本市桐の松本少年刑務所の刑務官を定年まで勤め、職場でも複数組の仲人を務めた。19年に松川村に移住して村観光大使となり、「豊かな自然と温かい人情がある村。昔のように子供の声がにぎやかに聞こえるようになってほしい」との思いから、平成23年秋から26年春までの間に計7回、仲間と共に自宅で「出逢いのパーティー」を開いた。
 パーティーでは、馬羅尾高原口の高台で安曇野が一望できるログハウスの自宅を開放し、ピザ作りや餅つき、そば打ちなどをして出会いを演出した。7回のパーティーには県内外から20~50代の男女延べ約120人が参加し、多くのカップルが誕生した。うち6組が成婚し、夫婦になってからも交流が続く人もいる。
 24年に結婚した小池毅さん(40)、由子さん(41)夫妻=東細野=は2歳の長女と生後5カ月の長男を連れて「同窓会」に訪れた。由子さんは「丸山夫妻の人柄を慕って皆が集まっていた。大先輩の後押しがある出会いの場で心強かった」と振り返る。内山万希子さん(37)=長野市=は夫・弘樹さん(35)と10カ月の長女と訪れ「アットホームで皆が温かく、ここに来ると安心する」と喜んだ。
 丸山さんは子供がはしゃぐ姿を見ながら「当初の思いが実を結び、感慨深い。この縁を大切にしたい」と願っていた。

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