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安曇野市で初の待機児童 3歳未満児の入園希望増

 安曇野市内で本年度、認定こども園や民間保育園などの保育施設に入園を希望しても入れない待機児童が生じたことが、15日に市役所で開かれた市子ども・子育て会議で報告された。4月1日現在1歳児5人、2歳児2人の計7人で、旧5町村が合併した平成17年以降で待機児童が出たのは初めてという。3歳未満(0~2歳)児の入園希望が年々増えていることが背景にある。

 市によると、市内には26の認可保育施設がある。4月1日現在で入園を申し込んだもののの利用が決まっていないのは94人で、全て3歳未満児だ。年度当初でなく今後入園を希望している10人を除いた84人が、「利用したくても保育施設に入れないケース」という。
 このうち、施設に空きがあれば求職活動をして仕事をするというケースが38人、自宅に最も近いなど特定の園に入ることを希望しているケースが39人で、こうした「潜在的な待機」を除く7人が、国の基準による待機児童となっている。
 3歳未満児保育の利用数は、平成24年10月1日時点で330人だったが年々増え、今年4月1日現在で約550人となっている。市内では、市の公募と補助により、未満児を預かる民間の小規模保育園(定員19人)の新設(2年間で3施設)を進めるなどして、3歳未満児の受け入れ枠を増やしてきたが、需要の増加に追い付いていない状況だ。
 市は本年度も小規模保育園2施設の公募を計画している。市子ども支援課は「建て替えを進める明科南認定こども園でも0、1歳児を新たに受け入れるなど、受け皿を拡大したい」としている。
 待機児童は松本市でも昨年10月1日時点で46人に上り、県内で14年ぶりに生じていた。

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