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2018.05.16 みすず野

 かつては日射病、熱射病と言った。いまは熱中症。暑熱の中で体にさまざま起きる適応障害のことだ。脱水によって体温が上昇し、めまい、頭痛、吐き気、失神などを引き起こし、死亡する場合もある◆梅雨どきから真夏にかけて注意を呼びかけるのが常識だったが、いまは5月の初夏から要注意。5月は新緑を渡る風が爽やかで、最も過ごしやすい季節と思われた。ところが、近年暑い。信州でさえ真夏日を記録する。湿度が高くない分救われるものの、気温は高いのだ◆昨日は肌寒かったのに、きょうはやたら暑い、という急激な変化があり、体が対応しきれない。戸外だけでなく、室内でも起こる。松本広域消防局の話では、熱中症が疑われる症状で駆けつける場所は、自宅が最も多く、風通しの悪い締め切った室内で、冷房器具を使っていなかった、というケースが目立つ。高齢者は特に気をつけたい◆予報によると、今夏は空梅雨、水不足も心配されており、かなり暑そうである。熱中症対策をお忘れなく。と言っても、できることは限られ、こまめに水分を取り、エアコンや扇風機を上手に使い、暑い時は無理をしないことだ。

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