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2025年

2026.3.14 みすず野

2026/03/14
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 卒業式シーズンで、自身が当事者だったころを思い出す。母校の近くを自動車で通りかかり在校生らしき人物たちの姿を見ると、昔の自分の姿が重なる。もう40年も前のことなのに、卒業式の日のことは高校時代も中学時代も鮮明に覚えているから不思議だ◆高校のころは式後、友人たちと学校の近くの喫茶店に昼食を取りにいった。後を追いかけるように後輩がやってきて、記念写真を撮った。後輩に慕われるようなことをしていたわけでもなかったので後輩の気遣いに感謝した。在校時によく通っていた喫茶店で、撮影前にマスターから「ネクタイが曲がっているぞ」と声をかけられたこともなぜか覚えている◆数年前に行われた同期会で、卒業アルバムを擦り切れるほど見ていると力を込めて話す友人がいた。高校時代が本当に楽しかった、と。アルバムの存在を忘れていた身として苦笑するしかなかったが、思い出の持ちようがさまざまなことに気づかされた◆勉強に励んだ記憶は薄いが中学、高校ともに卒業しても連絡しあえる友人はできた。何よりの財産だと思えている。価値観はそれぞれだが、今年の卒業生たちへ参考までに。

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