2026.3.3 みすず野
2026/03/03
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きょうはひな祭り。ひな人形などを飾り、ひし餅や白酒、桃の花などを供えて、女児の幸せを祈る行事とされている。桃の節句とも呼ばれる。国文学者、民俗学者の池田弥三郎は、平凡な毎日の間にはさまっている祭りの日は「神が来る日だから、その神にそなえるものが、来る神の種類によって、千差万別となって来る」がひし餅との関係はよくわからないと記している(『私の食物誌』岩波書店)◆ひし餅はその名のとおりひし形だが「民俗学の方では、正月のかがみ餅も五月のちまきも、このひし餅も、心臓をかたどったものとみている」そうだ◆3月3日は平安時代のころから草餅を食べる風習があり、春の七草のゴギョウ(母子草)で作ったが、江戸時代にはヨモギが一般的になったとある(『和菓子を愛した人たち』虎屋文庫編、山川出版社)。白と緑の組み合わせが主流で江戸時代のひし餅を再現した写真を見ると上下が草餅で、中に白い餅をはさんである◆女児だけでなく、子どもたちが健やかに育つようにと願わぬ親はいない。それが米国でもイランでもイスラエルでも。イランでは小学校が爆撃されたと報じられている。



