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2026.2.22 みすず野

2026/02/22
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 厳しく言えば「盗っ人たけだけしい」に相当するのではないか。松本市図書館の「リサイクル本」が、まとまった冊数でインターネット上で転売されているのが確認されたそうだ。過日の弊紙で記事になっていた。モラル違反が横行すればリサイクル本の廃止もありうるという◆―図書館での役割を終えた本のなかから、読みたい、もしくは蔵書に加えたい物を見つけ遠慮がちに数冊もらった。廃刊になっている物を入手でき非常にありがたかった―。そんな喜びを得られるのが本来のあり方ではないか。証拠もなしに疑ってはいけないが、まとまった冊数で、と聞けば最初から転売目的ではないかと勘ぐってしまう◆書かれた端から有名人のサインがフリマサイトで販売され、出品者のモラルが問われているとのネットニュースを数年前に見た。もらった物をどう扱うかは入手者の自由かもしれない。だが、忙しいなか手数をかけて書いた人の気持ちはそこに全くない◆余計な詮索だが、本を売ったお金で何を買うのだろう。たとえ高価な本であっても笑い話にならない。いま一度自身の行動の善しあしを胸に手を当てて考えてみてほしい。

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