2026.2.7 みすず野
2026/02/07
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松本市を拠点とするりんどう俳句会の月刊機関誌が700号の節目を迎えた。月に1冊、年間で12冊。100に達するのに9年かかかる。「700」と一言で済んでしまうが、刊行を続けてきた関係者の努力は並ではないだろう。地道な積み重ねに敬意を表したい◆主宰の降旗牛朗さんが聞いた話として、昭和30年代には刊行がかなわなかった時期もあったと教えてくれた。運営がまだ軌道に乗る前、資金繰りも大変だったのかな、と想像する。どうやって乗り切ったのか。長く主宰を務め、現在は名誉主宰となった藤岡筑邨さんの熱意が一つであるのは間違いない◆もし、刊行ができなかったときに、やめてしまっていたら。歴史ある『りんどう』は今、存在していない。熱意に加えて、藤岡さんのおおらかさも継続できた理由ではなかろうか。強さと柔軟さを兼ね備えていたからこその結果だろう◆700号を迎えて「夢のようです」と巻頭に藤岡さんが心境を載せていた。100歳を超え句作は一息入れているが、会員たちの句を読むのを楽しみにしているようだ。結びに「一日一日 大事に。一句一句 大切に。よろしく」とあった。



