0000日(木)
2025年

2026.1.22 みすず野

2026/01/22
後で読む

 食べ物の好き嫌いはいろいろ聞くが、カレーを食べられないという人にはまだ会ったことがない。カレーに入っている食材のあれやこれが嫌いだということはあっても。白状すると、タマネギが苦手だがカレーは喜んで食べる◆「カレーは今のと違ってずいぶん黄色っぽかった気がする。あの頃カレーのルーはあったのかどうか、母はカレー粉を入れて最後に水で溶いた小麦粉(うどん粉といった)でとろみをつけていたはず。肉なんてほんのちょっぴり」と、作家の若竹千佐子さんは昭和30年代の食卓を回想する(『カレー記念日』中公文庫)◆「さじで食べる(スプーンなんて言わなかった、あくまでも大さじ)あの雰囲気が良かったのかもしれない」とも。「大げさに言えばカレーは日本人の食卓を洋風に変えたトップバッターではなかったか。カレーとそれにコロッケの役割は大きいと思う」と語る◆きょうは全日本カレー工業協同組合が制定した「カレーの日」。全国学校栄養士協議会が呼びかけ、昭和57(1982)年のこの日に、全国の学校で給食に提供されたことにちなむ。カレーは日本の国民食になっているのかもしれない。

関連記事