2026.1.17 みすず野
2026/01/17
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阪神・淡路大震災発生から30年余りがたつのに、当日のテレビに映し出された光景は鮮明にまぶたの裏によみがえる。衝撃だった。会社を休んだ日で、遅めの起床後すぐにテレビをつけた。映画かドラマをこんな時間からやっているのかと思った。リポーターの声に現実だと知った◆当時、首都圏に住んでいた。当日は所用で施設に缶詰め状態だった。スマホどころかまだ携帯電話も普及していない時代。震災の情報は届くよしもない。兵庫県尼崎市に住む友人の安否が気になっていた。夕方にようやく電話でき、無事を確認した。「何度も電話した?」。友人に尋ねられ、日中にかけてもつながらなかった可能性が高かったと悟った◆日本記念日協会によると、きょうは阪神・淡路大震災に由来し閣議で制定された「防災とボランティアの日」。ボランティア活動が大きな力となったのを今に伝える。現在は当然のことも30年余り前は手探りだったのだ◆「困ったときはお互いさま」。受けた困難が大きいほど、言われると身にしみる。ボランティアは、する側、受ける側の立場がいつ入れ変わるか分からない。日本人が持つ美徳でもある。



