2026.1.12みすず野
2026/01/12
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「青天の霹靂」を『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂)で引くと「急に生じた変動、予期しない突発的な大事件のたとえ。晴れた青空に急に起こった雷鳴の意から」とある。霹靂は激しい雷鳴。もとは筆勢のはげしさを形容して言ったそうだ◆出典は中国南宋時代の詩人・陸游の「九月四日鶏未鳴起作」(九月四日鶏未だ鳴かず起きて作る)。「陸游は病気になったが急に起き上がり、勢いよく筆をふるった。地中にひそんでいた竜のように、青空に雷鳴をとどろかせる勢いであった」と◆昨日安曇野市長に当選した中山栄樹さんにとって、太田寛前市長が死去した以降の日々はこの連続であったのではないか。それまでの副市長から市長職務代理者を務め、前市長の支援者らから出馬を求められた。市議会12月定例会で出馬表明。通算8年間務めた副市長を任期満了の昨年末で退職した◆副市長退職後の日々を、あれこれと思い描かれていたのではなかろうかと推察する。それが思いもしなかった大役に就く。「太田市長の思いを大事にして進めたい」と発表した公約は、前市長の2期目の政策を踏襲する。無投票当選に市民の信頼をみる。




