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2025年

2026.1.10 みすず野

2026/01/10
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 商都・松本の伝統行事の松本あめ市が今日、明日と開かれる。江戸後期の天保14(1843)年に出版された『善光寺道名所図会』の絵に当時のにぎわいの様子を見る。新春の本町通りを人が埋め尽くす。多くの人出に誰もが松本を「商都」と呼ぶにふさわしいと思っただろう◆松本あめ市実行委員会が約30年前に編んだ『松本のあめ市』(高美書店)に詳細が載る。本町のつじにある「牛つなぎ石」は、もともと道祖神だったそうだ。謙信公の義塩があめ市の由来だとする伝説は、江戸中期まで松本でもいわれていなかったことも知った◆牛つなぎの石に関連して、松本の町なかでも江戸時代には「御柱」が建てられていたという記述がある。あめ市が行われた10、11日を挟んでのことで、あめ市ののぼりと合わせ林立する様子は壮観だっただろう。「本町二丁目」の御柱は牛つなぎの石のある、つじの中央に建てられていたそうだ◆昨年末、弊紙の経済担当記者が1年を振り返って「商都の正念場」の見出しで記事を書いていた。松本の街の再生が課題だとし「稼げる街」を視点に持つよう提言していた。関係者に参考にしてもらえれば。

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