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2025年

2026.1.7 みすず野

2026/01/07
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 三が日が過ぎたあとの「四日」「五日」「六日」「七日」のそれぞれが季語であると初めて知った。歳時記は七日を七草がゆを食べて息災を祈る風習があるとともに、元日から始まった正月の終わりの日で、小正月の準備を始める日だと記す◆七日の七にちなみ「七種の若菜を羹にして食べる風習は平安初期に始まり、公家社会に拡まったらしい」と詩人の高橋睦郎さんは『季語百話』(中公新書)でいう。『枕草子』の「七日の日の若菜を、六日、人の持て来、さわぎとり散らしなどするに」を引き「今日と同様、七日の朝のために六日のうちに七草を仕度したようだ」と◆室町時代の『源氏物語』の註釈書では七草をセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロとしているが、同時代の別の書物はハコベラ、スズナ、スズシロの代わりに異なる3種を挙げていて「重要なのは七日に七種の若菜を食べる」ということだったかと語る◆七草のパックがスーパーに並ぶ。今年は大根の形がいい静岡県産を選んだ。朝は忙しい。熱い七草がゆをふうふう言いながら食べると時間がかかる。毎年、夕食にゆっくりと味わう。

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