2025.12.19 みすず野
2025/12/19
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健康のために歩く。ウオーキング。散歩。早朝、休日にはさっそうと歩く人たちが通り過ぎる。今年こそ始めようと思いながら、また年が変わる。歩数計を付けて、毎日の運動量を気にしてはいるのだが、なかなか数字が伸びない。多い日、少ない日の差が大きい◆50代から1日の目安を6000~8000歩に設定して夫婦で歩いていると、作家で国文学者の林望さんはいう。今年76歳。後期高齢者となった団塊の世代の一人だ。20年以上歩くことを励行してきて「いささか自信があった」(『リンボウ先生老いてのたのしみ』祥伝社新書)◆ところが去年の夏、大町市の木崎湖畔の歩道の縁石につま先が引っかかって転び、腕で支えることができずに顔から着地した。眼鏡が壊れてつるが眉の横に刺さり出血。顔が腫れ上がった。なんでもないような段差で転ぶ。「これがまさに『老化』というものだなぁ、と痛感しました」◆それでも歩くことはやめない。気をつけて歩く。なにごとも意識して行うのが「肝心中の肝心」で、それが老いての生活の最も大切なところだとアドバイスする。そう遠くないうちに通る道である。忘れまい。



