2025.10.3 みすず野

　地元の社会福祉協議会主催のお年寄りを対象にした「バスハイク」の催しに、役員の一人として参加した。ボランティアを含め約２０人が、定期的にお年寄りの集いなどを計画・運営している指導員が立てた日程に沿って、高原に近い農産物などを販売する店舗を訪ねた◆参加したお年寄りは、バスを待っている間に、すっかり打ち解けてあれこれ話し込んでいる。乗車して座席に腰を下ろすとすぐ、持参したあめなどが回ってきた。とにかくにぎやかな車内◆目的地までは４０分ほど。店の前にバスを横付けにする。つえをついている人もいるので、できるだけ歩かずに行かれ、楽しめる場所を選択したと知る。そこで５０分ほど、思い思いに店内を見て歩いた。買い物に気軽に出かけられないお年寄りは少なくない。そこから昼食会場に移動して、大騒ぎで食事を楽しみ、出発した場所に戻り解散した◆「若い人（！）と話ができて、こんなに楽しいことはなかった」と、参加者の一人から言われてほっとした。気になったのは男性がいなかったこと。次は男性が参加せずにはいられないような企画を考えよう。そう、お年寄りの笑顔はうれしい。