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2025年

2025.7.19 みすず野

2025/07/19
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 気象庁が予報用語で正式に「猛暑日」を使うようになったのは平成19(2007)年から。地球温暖化の影響で気温の上昇が進み、35度以上の日が多くなったことを意味する。生命に関わる危険な暑さになるのを知らせる必要ができた◆気象庁のデータによると、松本の猛暑日は令和6年から過去10年(2015~24)の合計が96日だった。そこからさかのぼった10年(2005~14)の合計は52日で、この10年間の比較だけ見ても、近年の方が倍近くの日数になっている。ちなみに、この20年間の松本の最高気温は38・1度で、令和2年に記録した◆猛暑以外にも極暑や酷暑、激暑(劇暑)、炎暑といった高い気温を表す言葉を見たり、聞いたりすれば、暑さが増す気がする。溽暑や温気と聞けば、蒸し蒸しもしてくる。多くの言い方があってもそのような日があまり増えるのは御免被りたい◆経過から見ると、常識破りの暑い日は今後、まだ増加の可能性がある。経験がないだけに農作物や自然環境への影響は計り知れない。省エネ家電を使うといった、温暖化の原因とされる二酸化炭素排出の抑制を各自ができることからやるしかない。

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