2025.6.12 みすず野
2025/06/12
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「体力勝負の草刈りの季節が始まった」と、昨日付のリレーコラム「松本に暮らす」で、倉澤聡さんが書かれていた。手刈りなのか刈り払い機を使うのかは不明だが「6月や7月に3時間の耐久草刈りをやると汗もほとばしり、夏バテ防止にもなる」と。その体力には脱帽だ◆夏の草刈りは早朝から始めても3時間が限界だ。水分を取り、休憩を挟んでもそれ以上はできない。一度無理をして熱中症になりかけた。週末にはあちこちから刈り払い機のエンジン音が聞こえる。河川敷や公共スペースの草刈りに住民が汗を流す◆作業に参加した人の刈り払い機は近年、エンジン式に加えて、バッテリーを使用する電動式が増えてきた。音が静かで街中の作業でも迷惑にならない。始動の操作が簡単で、バッテリーは同じメーカーの機器で互換性があり振動も少ないようだ◆「あるべき姿で草はしげり/雨を待って空に背伸びする」とシンガー・ソングライターの岡林信康さんは「あの娘と遠くまで」で歌う。梅雨の雨を受けて、草はぐんぐん伸びる。刈って2、3日すると、もう新しい緑色が土手に顔を出す。そう、これがあるべき姿ではある。