政治・経済

奈川のJA生活店舗の代替店 山彩館が有力候補に

 松本市奈川地区で唯一の生鮮食品や日用品を扱ってきたJAあづみ生活店舗の2月閉店を受けて、代替店舗の開設を目指している地域運営法人「株式会社ふるさと奈川」が、当初予定していた旧JA店舗ではなく、地区内の農産物加工・直売施設「ながわ山彩館」を有力候補に開設する方向で検討に入った。本年度中の開設を目指して、山彩館を運営する奈川振興公社と調整を進める。

 このほど開かれたふるさと奈川の発足総会で当初計画からの変更を決めた。発足前に地区内各所で開かれた住民懇談会で、JA旧店舗をそのまま使うことへの採算面の心配や既存施設を活用する提案が上がり、総会で旧店舗か既存施設かどちらを利用するか、出席者32人で投票を行い、既存施設を選んだ人が過半数に達した。
 法人事務局の市奈川支所によると、ながわ山彩館は旧JA店舗のように生鮮食品の取り扱いは難しいものの、日用品はレイアウトの工夫で対応可能で、在庫管理なども今ある備品で行えるという。生鮮食品については地区内で移動販売や宅配サービスがあり、波田地区への買い物バスも運行されている。
 山彩館は冬季に休業するため、今後は通年営業も検討課題になる。市奈川支所は「総会での決定を踏まえて法人とともに計画を進めたい」としている。